だって楽したいじゃんか!

大学院(機械工学科)を首席で卒業した男がこれまでの経験を生かさず殺さず発信していく

【自己分析】後悔しない人生にするために時間が有限であると知る

先日、独立された人事コンサルタントのIさんとお話しさせていただきました。仕事でもとてもお世話になり、尊敬している方です。その方にある1つの質問をされました。

「死についてどのくらい考えたことありますか?」

はじめは何の話をされているのかさっぱりで「???」な状態でした。

よくよく聞いてみると、自分の人生を生きるための時間の上限を意識したことがあるだろうか、その上で限られた時間を使って後悔しない時間の使い方をしてほしいというお話しでした。

時間が有限であるということは知っているつもりであったものの真剣に考えたこともなく、有意義に使えているかを考えたこともなかったので、非常に勉強になりました。備忘として書き留めておきます。

時間は有限である

あるExcelのシートを見せていただきました。
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シートには縦80マスと横52マス分の罫線が引かれていて、左上から順に灰色で塗りつぶされています。

まきの「何でしょう?これは?」
Iさん「これが全部灰色になったら私は死ぬんです。1週間を1マスと考えて80年分あります。毎週終わりにひとマスずつ塗りつぶしています。」

それを聞いて表の意味を理解した私が思ったことは、"こんなに少ないの?"でした。

Iさん「1週間は長いようで短く、これをやりだしてから本当に時間が早く感じるようになりました。1年もあっという間に感じるでしょう。実際一行(1年)あれば赤ん坊が自分の力だけで立てるまで成長できますからね。このスピードで死に向かっているんだなと実感しています。」

今まで浪費してきた時間はどのくらいあるのか

Iさん「ちなみにすでにこの表を作った時点で時間は経っていて、それも思っていた以上に灰色で埋め尽くされている部分が多いことに気づくと思います。1/3はもうすでに使いきっていますね。」
もう。。。という感情と、自分自身にあてはめたときこの時間を浪費ではなく投資に回せていたかと考えてしまう。

自分に残されている時間はどのくらいあるのか

Iさん「さらにもっと言えば、このマスは死ぬまでの数であって、私が元気に動ける時間はさらにその半分程もないでしょう。大体45歳程度まででしょうか?(画像内太枠) と考えると余計に時間がないことがわかります。本当に自分が今していることは自分にとって後悔しない選択となっているのか意識できるようになりました。その上で私はやりたかったことは会社に属して人事コンサルタントとしてはたらくことではなく、家族と一緒に過ごしたり、自分で自分の組織を編成したり、自分の人生を自分でコントロールしたりするために使いたいと考えました。そして、それができる独立という選択をしました。
私の場合はお見せしたExcelはこんな感じですが、きっとまきのさんも大きく違わないと思います。最後に私が言いたいのは、良い悪いの話ではなく、この時間をどう使ったらまきのさん自身後悔しないかを考えて欲しいです。」

残された時間で後悔せずに生きるためには

自分は残りの人生の時間を使って何をするんだろうか。今の会社にいて、何十年同じようなシステムを導入して、システムの設定に詳しくなることが人生を豊かにするのだろうか。今の生き方で将来死ぬ時に後悔しないだろうか。脳みその小さい頭で考えてみました。その時思ったのが、自分の事を知らなければ答えは出ないという事です。そこで私は次の3つを取り組もうと考えました。

  1. 現時点での基準を仮定する
  2. 今と将来について見える化する
  3. 定期的な振り返りをする

1.現時点での基準を仮定する

本来は就活の時に行う自己分析だけどまきのは全くやってきませんでした。長所や短所、好きなもの、何にわくわくし、怒り悲しむのかを知ることで、自分がどうある時が心地いいのかわかってきます。そうすると心地いい行動を自分が選択しているという納得感が得られてくるのではないでしょうか。
(自分の強みや弱みを知るにはストレングスファインダーという診断テストがオススメです。)
makimakimakino.hatenablog.com

2.今と将来について見える化する

今の自分の状態、時間や収入などの資源であったり人間関係について書き出してみます。その後これから実現したいイベント、資源、ネットワークについて書き出してみます。結婚するのかしないのか、持ち家を持つのか持たないのか、子供が何人欲しくて大学まで行かせるとしたらなど。。。そうする事でどこにどんなギャプがあるのか見えてきます。その全てのギャップを埋めることはできないので、その後優先順位を自分の中でつけていきます。とはいえ、全て書き出すのは大変ですし、時間もかかります。そこで簡単にはじめられることとして、まずは将来こうなりたいなと姿をストーリー仕立てで書き出すことから始めると良いでしょう。「将来は何才くらいまでに年収がどれだけあって」「家族は何人で子供にはインターナショナルスクールに通わせたい」「何歳までに一軒家を買って」など、なんでも良いので頭の中の考えを文書化していきます。それを見えるところに置いておくだけでも全然違うと思います。

3.定期的な振り返りをする

1番重要なのが振り返る事です。日々の活動を記録しておいて、ギャップを埋める方向に動いているのか、他の方法で埋めることはできないのか。そもそも1や2で仮定した内容のままでいいのかなどを考えながら修正していきます。大事なのはギャップが埋まること以上に、修正が必要だと気付き、更新していくことです。

やっていることは自分の人生についてのPDCAを回すことですが、あまり真剣に考えたことがありませんでした。いい機会なので1度ちゃんと考えてみようと思います。
今やっていることやこれからやってみようとすること、やりたいことは本当にその限られた時間を投資してやることなのだろうか。それを判断するための価値の基準などを見定める必要があると感じました。