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【マインドフルネス】動きながらでもできるヴィパッサナー冥想のやり方についてまとめてみる

こんにちは、まきのです。今回は数ある冥想の中から動きながらでもできる冥想である、ヴィパッサナー冥想についてやり方をまとめました。ご興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

ヴィパッサナー冥想?

冥想には「観察」、「イメージ」、「集中」するなど、いろいろなタイプのものがあります。今回は自分の動作、思考、感覚などをあるがままに「観察」する、ヴィパッサナー冥想をご紹介します。

得られる効果

この冥想を継続的に行うことで、一時的に心の安定や、集中力幸福感が得られるだけではなく、頭が良くなる怒りっぽい性格や落ち込みやすい性格が改善されるといった根本的な部分を改善する効果が得られるようです。

脳内で起こる現象

というのもこの冥想を行っている最中は脳波にシータ波が見られます。シータ波が見られる時は潜在意識がフルに活用することが出来るようになるため、頭がクリアになり様々な問題の解決法がパッとひらめくようになると言われています。ヴィパッサナー瞑想が脳力の開発に繋がることは科学的に証明されています。

他の冥想との違い

通常冥想と聞くと、静かな暗い部屋でリラックスして座禅をしながらというイメージがありますが、この冥想は自分の動作についてもありのまま観察するという冥想ですので、何かの作業をしながらでも出来ることが特徴です。もちろん家で集中して行っても構いません。

ヴィパッサナー瞑想のやり方

それでは実際のやり方について説明していきます。やり方は簡単で、次の2つを実践するだけです。

①心の中で動作を実況中継する
②活動中に出てきた感情にラベルをつける

それではそれぞれについて見ていきます。

①心の中で動作を実況中継する

まずは、自分の行なっている行動を心の中で実況中継します。例えば、歩いている時には、「右足をあげる、右足を前に出す、右足を下ろす、左足を、、、」といったことを確認し、歯を磨いている時には「歯ブラシを右手で持ち、蛇口を左手でひねり、ブラシに水をつける、、、」という動作を観察します。心の中で動作を観察し、心の中で言葉にします。

②湧いてきた感情を観察する

また、動作中に湧いてきた感情についても観察します。例えば、理不尽なことを言われて腹が立った時、恋人と喧嘩した時など様々な場面で様々な感情が湧いてくると思いますが、その時に
「今、私は腹を立てている」「今、私は落ち込んでいる」
といった様子で感情を観察します。コツはあくまで冷静に観察者の立場をとることです。また、湧き出る感情を無理に押さえ込む必要もありません。ありのままに湧いてきた感情を観察していれば、怒りや煩悩の感情は自然に治まります。
ただタグをつけるように「腹を立てている」「落ち込んでいる」といった感情のラベルを心の中でペタペタ貼るだけです。

まとめ

以上がヴィパッサナー瞑想のやり方です。この冥想は目の前の作業中に邪魔してくるものを排除するという効果もあります。人はほっとくと勝手に思考が巡り、加速し、すぐに脳の容量を使いきります。それが良い作用をもたらせばいいのですが、通常は悪いように働くことが多いです。調べ物をしている時などは特に「今晩何食べようかな」と思ってお店を調べていたら自分の好きなゲームの広告が目に入り、「発売日いつだっけ」「買うお金あったかな」などと考え出し、余計なことに脳のリソースを割かれてしまうため作業効率が落ちます。
ヴィパッサナー瞑想は「余計な思考を失くす」ことで目の前の作業に集中することができます。それにより集中力や思考力が上がり、余計な感情にも振り回されることが少なくなります。
その結果心をニュートラルに保つことができ、集中力や幸福感も増すといった効果が得られるようです。
環境を整えることなく、たった2つのことを実践するだけですので取り組みやすいのではないでしょうか。